もし、あなたが
「5万円あげるから、カメラ機材で好きなもの買っていいよ」
そう言われたら、何を買いますか??
おそらく、多くの方は、レンズを考えるでしょう。
でも、お金が少し余ったら!!
もし、あなたが、まだストロボを持っていないのなら、
ストロボの購入も検討してみてください。
ストロボは、今後ステップアップしていく上で、とても重要です。
また、とても、魅力なカメラ機材なのです。
ストロボの魅力は
■暗いところでの撮影で高感度ノイズを軽減
■太陽光や照明で生じる強いコントラストを低減
■光が作る写真表現
■ブライダルの現場では、失敗を防ぐためにストロボを使う
■暗いところで高感度ノイズを軽減するためにストロボを使う
最近のカメラは、高感度性能が良くなりました。
またF値の小さいレンズも、比較的安価で購入できます。
そのため、「ストロボなんていらない」と口にする人は、少なくないかもしれません。
自分も、そう考えていました。
でも、そうは言っても、暗い場所での撮影は時々必要になります。
高感度でノイズの状態を見ていくと、ちょっとでも光が当たっているところは、ノイズが出てないんです。
逆に、黒く、光があたらないところは、ノイズだらけになってしまうことが多いのです。
私は、カメラは主に5D3を使っています。
ダンスの撮影をする時、照明などの演出がある舞台では、ストロボは使いません。
しかし、照明等を入れていない、社交ダンスなどでは、状況によっては、ストロボを使うことがあります。
それは、こういう理由からなのです。
■太陽光や照明で生じる強いコントラストを低減
カメラは、人の目でみるよりも、光に敏感です。
特に太陽の光が当たっているところとそうでないところの差が激しく、影は真っ黒に写ることが多いです。
このように、コントラストが強い写真は、あまり綺麗には見えません。
そういった、太陽光、もしくは照明の光によって生じる影を、薄めるために、ストロボが役に立ちます。
ブライダルカメラマンさんが、明るいところでも、ピカピカ光らせているのは、そのためなんです。
昼間の屋外でストロボを使うことを『日中シンクロ』と言い、何か特殊なテクニックのように言われますが、ただ、明るいところでストロボを光らせているだけのことです。
■ストロボ光による写真表現
ストロボを使うことで、料理をより美味しそうに、モデルさんをより魅力的に表現することが出来るようになります。
実は、カメラの性能で、綺麗に写っているのではなく、ストロボの光によって、綺麗に写ります。
また、冬に日に開催した、夜景ポートレートで、モデルさんの顔を明るくするというのにもストロボを使いましたよね。
こういう夜景ポートレートでストロボを使わないと、どうなるか?
明るいレンズと、高感度に頼ろうと思っても、女性の肌がくすむだけです。
また、モデルさんを暗闇の中でも引き立てたいという時にも、ストロボが有効です。
それと、ストロボの光により、被写体に芯を作り上げて、ブレを表現しつつも、しっかり写し撮るということも出来ます。
このように、ストロボがあるだけで、写真の表現が広がっていきます。
■ブライダルの現場では、失敗を防ぐためにストロボを使う
結婚式の撮影では、ストロボは必須です。
上記に書いてきた要素が全て必要とされるだけでなく、TTLを利用して、失敗を防ぐことが出来るからです。
TTLというのは、カメラのレンズを通した明るさを見て、ストロボの発光量を自動調整するという仕組みです。
ブライダルでは、会場の照明や、透けガラスでの自然光がにより、撮影がメチャクチャ難しい場面が多々あります。
↑ここに載せた2枚の写真は、ストロボが無いと、被写体が真っ黒になります。
ブライダルの現場では、難しい状況の中で、当たり前のようにカメラマンは撮影をしていかなくてはなりません。
その時に、TTLが、カメラマンをサポートしてくれるのです。
本当に重要で、Sonyのα7や、1Dxにストロボを付けずに撮影に挑んだ方々の写真を見せてもらったら、ぜんぜん良い写真が無かった、、、
断言します。
ストロボ無いと、ブライダルは無理です。
逆に言うと、結婚式で撮りたいカメラマンさんは、今すぐストロボを買って、練習しましょう!
練習だけでなく、ブライダルのプロカメラマンしか知らない現場の技も教えてくれます
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■どんなストロボを選ぶべきなのか?
カメラ上級者の間で、中国製のストロボを使うことが流行っています。中国製のストロボの魅力は、ずばり価格です。
自分はCanonのカメラを使っていますが、このメーカーの純正のストロボを購入しようとすると、、、
・フラッグシップの600EX-RT=4~5万円
・一つ下位機種の430EX3-RT(最近発売)=2~3万円
それが、中国製になると1万円以下で買えるので、2~3台同時に使いたいという人にとって、中国製は魅力です。
何が、大きな違いか??
その大きい違いは、「TTL」という、自動調光機能にあると思います。
特に、メーカー純正のストロボでは、カメラに取り着けて、使えば、いきなり使えます。勝手に自動で光を調整してくれます。
それに対して、中国製は、カメラマンさんが撮影のたびに、光を調整する必要があります。取り付けてシャッターを押すと、フル発光しようとするので、その光のまぶしさに驚くかもしれませんね。
この光を調整するというのが、ストロボをこれから覚えていこうとする人にとっては、とても難しいこと。
なので、最初の1台を購入するなら、メーカー純正のフラッグシップか、その1つ下くらいの機種がおススメです。
※最近、メーカー純正で無くても、おススメ出来るものが出来ました!
それは、ニッシンジャパンのDi700Aです(2016年の最新モデル)
◆メーカー純正に劣らない、TTLシステムで、扱いが楽です(性能や光量は、メーカー純正フラッグシップ並)
◆ワイヤレス発光できるので、多灯システムを考えている方にも、おススメです。
ストロボについては、このようにお伝えします。
それぞれクリックで、ページ移動できます。
・夜間の屋外や、天井の高い屋内でのストロボの使い方(これは講座で)