「プロカメラマン=それだけで生計を立てている人」というイメージや憧れを持っている人が多くいるかと思います。
この思い込みにとらわれる必要は無いんだということを書いておきたいと思います。
昔、スキーを担いで世界を回っていた時の話。
オーストラリアで知りあったスノーボダーがこんなことを言っていました。
「今日からプロ宣言する」と。
そのスノーボーダーはプロの大会で戦い、賞金を手に入れて食べていくと言ってました。
「もし、うまくいかなくても、アルバイトすればいいし」とも。
プロは、その活動だけで生計を立てないと、プロと言っちゃいけないと思ってた私。
オーストラリアのスノーボーダーの言葉に、完全にカルチャーショックでした。
カメラマンも、自分で宣言すれば、、、いや、宣言する必要もなく、プロカメラマンとして活動を始められます。
時々、「会社まで辞めなきゃダメだ」と考えてしまう人もいますが、会社員でもプロカメラマンは出来ます。
まあ、プロカメラマンについてどう定義するか?なんて、個人個人の問題なんで、正直、どうでもいい~~~!!と思います。
だって、プロカメラマンと言いたくてしょうがない人は、恐らくご自分では気づいてない、「承認欲求」を満たしたいという気持ちだけになっている可能性があるのです。
誰かのために、大切な今を、写真に残したいと思う人は、別にプロカメラマンとか、そういう言葉ばかりにとらわれません。
(※ただし、依頼者のために、プロカメラマンとして、ちゃんと口に出した方がいい時もあります)
承認欲求を満たしたい気持ちは、本当にわかります。
ただ、その前にひとつだけ誤解を解いておきたいことがあります。
カメラマンだけで食べられないからといって、コンビニとか、引っ越しのバイトしても、派遣をしたり、普通に会社で働いていても、プロカメラマンはプロカメラマンです。
なので、会社を辞めてカメラマン独立した後に、うまくいかなかった場合でも、アルバイトしても、派遣や会社員に戻ってもいいんです。
それでも、あなたはプロカメラマンとしていられます。
ちなみに
「会社員や派遣やアルバイトしながらカメラマンやってても、お金にならないんじゃないの~?」
という疑問も、完全に誤解です~