クリップオンストロボを使用した『ポートレートライティング』講座でよく出る質問について書いておきたいと思います。

シャッター速度は、なぜ1/125以下なのか？

ストロボ光だけを利用したライティングの場合は、SSを1/125以上にすると、「幕切れ」という現象を引き起こします。

これは、ストロボの光が残っている間に、シャッター幕が動くので、それが写り込むというものです。

なので、写真はこうなるんです。

ストロボの光だけを使った場合です。

この「ストロボの光だけ」っていうところがけっこうポイントで、オンシューで撮影していくときや、外光を利用する時などとは、発想が異なります。

ストロボの光だけで撮る時は、SSの上限に気を付けましょう！

ブラックボックスをつくる理由

Youtuberとしても活躍するイルコさんが、ご自身の動画の中で「ブラックボックス」という言葉を使うので、多くの人は、この単語を知っています。

ですが、実際にブラックボックスをつくらないとどうなるか？を知らない場合が多いです。

お部屋の蛍光灯を全部付けると、ブラックボックスが崩れるという環境でやってみました。

まず、蛍光灯ONの数を少なくして、ブラックボックス状態で撮ると、こうなります。

で、蛍光灯をフルに付けると、こう。

あれ？なんか色味とか、背景の明るさが変わってない？？

そうです。蛍光灯の光の影響で、表現が変わるんですよね。

どこに行っても、同じように表現をしたいと思った時に、ブラックボックスを意識すると、確実に再現できます。

そうでないと、「あの時は上手くいったけど、今日は上手く出来ない～」なんてことに。

「いつでも、確実に同じ表現をする」、とか

「確実に覚えたい」などの場合

ブラックボックスを最初に作った方が、理解しやすいです～