写真には流行がありますよね。ずっと同じ表現でOKではありません。
あなたに質問です
『料理を撮る時の光の方向はどちらからでしょうか?』
これ、後述したいと思います。
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その前に、昨日の報告から。
昨日午前中に開催させて頂きました、「プロに負けないブツ撮り講座」
朝から大勢の方にご参加いただき、誠にありがとうございました。
実は、講座を進めてからの60%以降は、アドリブです。
あ、悪い意味ではなく、今、ブツ撮り、料理撮影の表現の広がりが多彩になっているため、来られる生徒さんの要望を聞きながら進められるようにするためです。
もちろん、生徒さんがどのように要望してきても良いように、私、自身も勉強しまくりです。
今でも現場に出て撮影しているのは、最近の撮影状況の変化などをチェックしておきたいという考えもあるからです。
講座で、みなさんのご要望に沿いながら進めてこれてよかった!
ただ、課題も一つ頂いたので、これについて、後日解説したいと思います。
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答え
さて、最初に書きました質問の答えです。
今までなら
「逆光か、半逆光です」
と、答えて終わりだったかもしれません。
しかし、最近、流行が変わってきてます。
料理なので光の向きが、、、
下の写真をみてください。これは生徒さんからもらった写真で、元写真は、どこかのハンバーガー屋さんのWEBの写真です。
光の向きが逆光ではありませんよね。
実は、多くのバーガーの写真をチェックすると、「バンズを光らせる」ことを優先した光の方向になっていることが多いのです。
最近、この表現が増えてます。
さっそく再現してみました
再現する上で着目するのは、この3つ
・被写体は斜め前が光っている
・黒背景で、しっかり黒く締める
・バーガーを置いた部分が反射して写っている
まずは、台に被写体を、、、最初はサボテンを置いてます
背景の壁に黒布を設置。台の上も、黒紙を敷きました。
黒をしっかり引き締めるために、グリッドを付けたソフトボックスで照らします。
さらに、下面が反射するように、ガラスを敷きました。
こんな感じに。
そこに被写体を置きます。
ソフトボックスは、レンブラントの位置で、かなり被写体に近づけます。
Lightroomで調整して完成に
ここで被写体をバーガーにチェンジ。
バーガーのバンズのテカリは、本当は、そういうお店のバンズを使えば簡単かもしれません。
セブンイレブンの冷蔵バーガーなので、テカリを出すため、ちょっとだけサラダ油を塗りました。
撮影したては、こんな感じ。
その後Lightroomを使い、見た目を調整。
で、完成です!!
使ったストロボは、クリップオン1個だけでした。
簡単に出来るのに、カッコ良く見えますよね!!
ちなみに、クリップオンストロボはいつものTT560を1/2で使用。
カメラの設定は
・F16
・SS1/125
・ISO100
でした~
ブツ撮り、料理撮影は、お金をかけずに、アイディア勝負なので、とても面白いですよ!