前回は、ストロボの魅力について書きましたが、一番の問題は、カメラの設定をどうすれば良いのか?ということのように思います。
ストロボがやっかいなのには、理由があります。
その、やっかいさを引き起こす原因はこれじゃないかな~。
カメラマンが考えて、設定を突き詰めた後に、ストロボの電源を入れたとたんに、カメラの設定数値が変わってしまうところなんじゃないか?と思います。
例えば、夜景がキレイに写せるように、カメラの設定を決めたとします。
で、前に人を立たせて、人物に光を当てたいと思って、ストロボの電源ON!
その瞬間に、カメラの設定数値が変わってしまうのです。
「あれ??夜景が、真っ暗にしか写らないぞ、、、」
「しかも、人物に光が強く当たってて、全然ドラマチックじゃない~」
みたいな。
実は、ストロボを使う時には、いくつかのことに気を付けないといけないのです。
カメラ機種、メーカーによって、動作が異なります。
外付けのストロボでなく、内蔵のストロボだけでもわかるので、ストロボ内蔵のカメラの方も、ぜひ試してみてください。
(1)カメラによっては、シャッター速度が、決められたSS以下の数値に強制的にされてしまう
(2)ISOオートにしている場合、ISOが低めの数字に勝手に固定されてしまう
(3)撮影モードによって、動きが違う
私はCanonの5D3と、PanasonicのGM5を使っています。
※メーカーによって、ぜんぜん結果が違うので、あなたのカメラがどうなるか、あなたが確かめてみてください!
まず(1)のSSの問題
Canonの5D3では、SSは1/200以下にされてしまいます。
PanasonicのGM5では、なんと、SSは1/50以下にされてしまいます。
次に(2)のISOオートのこと
5D3は、ISOオートにしたまま、ストロボの電源をONにすると、ISOが400に固定されるんです。
これは、Canon特有かもしれません。例えば、Nikonには、この現象はありません。
最後は(3)の撮影モードによって動きがちがういう点
Canon全般で言えますが、Avモードの状態で、暗めのところでストロボの電源をONにすると、SSが1/30になります。
いきなり手ブレだらけになるので、ビックりします!
また、全メーカー共通で、日中にAvモードで撮影すると、真っ白になってしまうということも多々あります。
ですので、ストロボを使う際に、こうするとイイよという点。
暗いところでは、この方法だけでOK
↓↓↓
◎カメラの表現で重要な、F値とSS値とISO値を、
ストロボの電源ONで変わらないようにするために、
Mモードで設定するようにする
また、このことも意識しておくと良いですね。
あまり難しく考えないで良いすから、さらっと。
◎ストロボを使う時に
同調速度(決められたSS以下までしか使えないというもの)の
規則には従う。
数字がそれ以上にならないので、すぐにわかります。
(※ハイスピードシンクロの話は、おいておきますよ)
あ、Mモードとか、同調とか出てきて、難しいと思われるかもしれないので、今日はココまで。
でも、夜景ポートレートの講習会に参加されたみなさんはお分かりと思いますが、
Mモードが出来ると凄い楽です。
以前、神戸での講習会の際に、現地のプロカメラマン~林さんが撮ったお写真です
参加されたみんな、綺麗に撮れましたよね~☆
↓↓↓
あ、暗いところだけ、Mでと書きました。
昼間のことも忘れちゃいけないですね。
昼間も、ストロボで失敗する人が多いので、あとは、そこまで書いておきましょうかね。
※Mモードをすぐに覚えたいと思った方は→こちら
ストロボについては、このようにお伝えします。
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