カメラ起業をしてから、このような質問を受けることが多くあります。
そのお答えをする前に、ちょっと前提となるお話をしておきます。
多くの人が誤解しているのですが、カメラマンは、パン屋さんとは違うという点。
パン屋さんは、朝から夜まで仕込みが必要なために、会社で働く時間などまったくありません。
そのため、パン屋さんをやるなら、会社をやめる必要が出てくるかもしれませんね。
でも、カメラマンは、仕込みは必要ありません。
空いている時間で撮影することが出来ます。
ですので、「会社員をやめて、カメラマンになる」という考え方である必要がないんです。
「カメラマンは、生活が大変だよ~」という言葉も良く耳にしますよね。
でも、そう思ったら、カメラマンと会社員両方やれば解決できてしまいます。
このあたりのことは、以前も、こちらに書きましたよね。
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カメラマンになるのは大変というのは、本当でもあり、嘘でもある
で、私の場合、いつのタイミングで決断したかというと、、、
「カメラも会社の仕事も、どちらもおろそかになって、ご迷惑おかけしてしまう」
と、なった段階です。
でも、そう思っても、すぐに会社を辞めるという決断をする必要はありません。
こんな事例もあります。
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カメラマンというのは、とても柔軟的なものです。
それは、会社員、バイト、主婦のかたわらでも、同時にやりやすいという意味です。
「そんなのプロとは言えないじゃん」
という声が聞こえてきそうですが、そんなの、そんなことを言ってくる方が決めている「プロ」という定義にすぎません。
私が昔、海外にスキー合宿に行った時に、同室のNZ人のスノーボーダーから
「俺は、明日からプロになるぜ!」
と宣言されました。
「え?プロって、それでなれるの?」
そんな風に聞き返したら
彼と、彼の周辺の人は、笑って
「当たり前だろう!本人が宣言したらプロなんだよ」
と、言われたことがありました。
今現在、私自身が思っている、プロと言える最低条件とは
・責任をもって、求められた水準の結果を出す
・約束(納期や、体調が悪くてもキャンセルしないなど)を守る
・これらを確実に行うための意識と、そこから生じる振る舞い
この3つだけだと思ってます。
好きなカメラを「プロ」として変えていくためには、いくつかの方法があります。
そのことは次の機会にでも書いてみたいと思います。