『段数』はすごく重要なことです
デジタル一眼をやっているあなたなら、「段数」という言葉を、一度でも聞いたことがあろうか?と思います。
良く目にするのは、望遠レンズなどの手ブレ補正効果が「○段」とか。
あの段数について、少し説明しましょう。
わ
上に上げた写真を、もっとクリアに見れるようにしました
↓↓↓
表をよく見てくださいね。
この段数の話は、この図をみるだけでわかります。
ザックリ言うと、右隣のマス目に移ると、1段上がるという意味になります。
例えば、
F値なら、F4から、1段上がると、F5.6
SSなら、1/60から、1段上がると、1/125
ISOなら、800から、1段上がると、1600
どんな時に、この段数について、必須になるかを考えてみました。
■結婚式などで、ボケを活かした写真を撮ってて、いきなり集合写真を撮ってと言われた時。
【明るさを変えずに、ボケの表現を変える】
■ダンスで、それまで動きを止めて撮影してたが、動きの表現としてブラした写真も撮りたい時。
【明るさを変えずに、ブレの表現を変える】
■2台持ちで撮影していて、1台は標準レンズ、2台めを超望遠にして、明るさを揃えて撮る時。
【明るさを変えずに、手ブレを起こさないSSにする】
■明るさは適正だけど、白トビするので、ISOを下げるようにしたい。
【明るさを変えずに、ISOを下げる】
の~んびり撮影できる人なら、一回一回、シャッターを押して確認すれば良いのですが、シャッターチャンスが限られている状況で撮影している時は、試し撮りなんて出来ない場面があります。
そんな時に、この段数を計算して、明るさを一定に保つことが出来るのです。
【ちょっと補足☆】
以下の説明も、表があった方がわかりやすので、もう一度図を載せます。
『レンズの手ブレ補正』
レンズにある、「○段分の手ブレ補正」という件ですが、手ブレをする限界SS値がありますよね?
例えば、35㎜換算で500㎜のレンズなら、SSは1/500でないと、手ブレが連発します。
もし、レンズの手ブレ補正効果が3段分だとすると、、、
1/500→【1段】1/250→【2段】1/125→【3段】1/60となります。
500mmのレンズでも3段分の手ブレ補正効果があるなら、1/60でも手ブレが起きにくくなるということです。
『暗いところでダンスなどを撮る時に多い悩み』
よくご質問を頂くのが、学校の体育館で子供のダンスを撮る時に、SSが稼げないという話。
「標準レンズで、F5.6で、SSを1/400にしようとすると、ISOが6400になって、かなりノイジーになるので、どうしたら良いでしょうか?」
この時、レンタルなどでF2.8レンズを借りれば解決します。
上の表に照らし合わせると、F5.6から、F2.8は2段分あります。
F2.8レンズを使って、最初と同じ明るさにするなら、ISOは6400の2段分下の1600で済みます。
F2.8のレンズで、ノイズがかなり抑えられるようになることが理解できるかと思います。
『ライティング講座でISO100でF5.6で撮ってる時に、ISO200以下に出来ないカメラで対応する』
この部分、実際に講座で生じたことで、急遽追加しました。
ISO100、F5.6で露出を合わせて撮ってたところ、あるカメラではISOを200以下に出来ない。
そういう時、どうするか?というと
ISO200は、ISO100から1段高い数字
なので、F値を5.6から1段上げる→F8にした
この計算は、出来るようにしておくと、いろいろな場面で役立つと思います。
今回の記事を読んで、Fとか、SSとか、ISOとかなんだ??
良くわからないぞ??
と思ったあなたには、コチラをおススメします。
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