室内撮影での露出設定、プロはどうしてる?

「自分が撮影した写真は、全般的に暗すぎると感じました。原因はISO感度の調整不足でした。あのような場合はISO感度はどのあたりまで上げて良いものなのでしょうか?」

 

 

PhotoFan撮影会参加者様からのご質問です

 

冒頭に記載したご質問に対して、プロで撮影している現場で、どのようにしているか?など踏まえてお答えします。

 

 

まず、前提として

■使っているレンズが人によって違う

■カメラマンによって手振れの限界のシャッター速度などが異なる

などなど、一概にISOの数字はこれです言うことは難しいです。

 

ですが、ISOを上げれば明るくすることは出来ます。

 

 

  

 

プロの現場で撮ってるカメラマンが割り出すISOの数字は?

 

昨日のPhotoFan撮影会では

・自然光が窓から入る施設で太陽がしっかり入り込む

・モデルさんは白いウエディングドレス

という2つの条件です。

 

このような状況でISOを決定する際に指標になるのは、「白とび警告」です。

※中級機以上のカメラに付いています。

 

 

撮影時には、白とびの結果を確認しながらISOの数字を上下させます。

 

ウエディングドレスは白とびしやすいので、ドレスの1/4から1/3以上は白とびさせてはいけない!と、よくセミナーで聞きます。

ですので、白とび警告で、その範囲を見て、ISOを決定します。

 

※白とび警告は、あくまでも警告なので、それが表示されてても、必ずしも飛んでるわけではありません。

 

 

 

ウエディングドレスは白とびしやすいので

まずは、窓際に連れていっても、直射日光を当てないということが大事かと思います。

 

▼下の写真は、ドレスに直射日光が当たってます。

 

▼下の写真は、ドレスに直射日光は当たってません。

 

また、白とびを見ながらISOを調整すると、顔や背景が暗くなる時があります。

 

その際、2つの方法で暗い部分について改善することが出来ます。

1、RAW現像の際に、明るさ編集する

2、ストロボを使う

 

 

 

頭でわかっていても、現場ではその通りにならない

 

こうした明るさに対する改善方法は、ネットで調べると、たくさん出てきます。

でも、注意が必要です。

 

頭でわかっていても、現場の環境によって、その通りにならないことだらけ、、、

 

カメラって、オンラインでお伝えするのが難しいですよね、、、汗

 

 

なので、PhotoFanでは、いろいろな環境をご用意して体感して覚えられるように、撮影会を開催しています。

もちろん、技術面も講座でお伝えしております。

 

ぜひ、予定などチェックしてみてくださいね!

 

PhotoFan予定表