【質問】結婚式でカメラマンを頼まれました。もう1台カメラを買うべきでしょうか?
人生の大きなイベントの一つである結婚式の撮影をお願いされるカメラマンさんは、カメラマン冥利につきるかと思います。
カメラの性能が飛躍的にUPしてますので、失敗することも少なくなってきました。
ですのでここは、思い切ってチャレンジしていきましょう。
今回は、ご友人の結婚式の撮影を頼まれた方から、ご質問を頂きましたので、その回答も含め、お知らせさせて頂きます。
あくまでも1つの考えですが、実際にブライダルカメラマンとして現場で撮影している側でもあるので、参考にしていただけると幸いです。
【これだけはNG!】
まずですね、カメラのお悩みについて、一番気を付けたいことを最初に書いておきます。
絶対に、価格.comのサイトで質問しないことですね。
もし、今回の質問をしたら、、、
・「会場のプロカメラマンに絶対頼んだ方が良いよ」
・「失敗したらどうする?断わった方がいいです」
など、実際に結婚式での撮影をやったことも無い人が、どこかで聞いたことを、さも自分の意見のように回答してきます。
そもそも、ここは、ほとんど、現場を知っているプロは書き込みません。
定年退職して暇を持て余したご年配が、憂さ晴らしのようにコメントしていることもあり、ここで技術を得ようとするのは不可能に近いかと思います。
【質問の回答から】
では、今回頂いた質問の回答から。
「もう一台カメラを買う」。その理由は、大事な結婚式というイベントの撮影途中で、カメラが壊れた時のバックアップの意味合いがあります。
ただ、1台カメラを買い足したら、いくらかかりますか?
友人の結婚式で、寸志で多くて1万円もらえるかもしれませんね。
でも、カメラを買い足すのに、10万円くらいかかりますよ。
あと、買ったはいいものの、2台を肩からぶら下げて、的確に2台とも操作していけますか?
いきなりは出来ないと思いますよ。
あ、不安なことばかり伝えてすいません。
でも、もっと別の方法もあるのに、それしかないみたいに考えるのは危険です。
例えば、あなたの知り合いで、誰か撮りたい人を募れば良いんです。
もし、あなたがそれなりの期間カメラをやってきている人なら、せめて1名くらいはカメラマン仲間はおりませんか?
その仲間も巻き込んでしまえば良いのです。
お互い1台ずつ。でも2人で撮れば、カメラは2台で、バックアップ体制も整います。
なので、私の回答は
===
買わずに、カメラ仲間をもう一人呼ぶ
===
です。
【新郎新婦に、会場のプロに頼むように言うべきか?その①】
ちなみに、このご質問を頂く際に、こんなこともおっしゃっておりましたよね。
「新郎新婦には会場のプロカメラマンにも頼むようにも言ってある」と。
会場のプロカメラマンは費用がメチャクチャ高いです。
私も、ブライダルで撮影しているのでわかりますが、会場のカメラ室が相当ピンハネします。で、カメラマンには、かなり安い費用が支払われます。
なので、会場もピンハネしたいので、ベテランカメラマンではなく、そこそこのレベルの若い人をアルバイトで雇うことが多いのです。もしくは、安い価格でできる外注に発注します。
ですので、時には、あなたの方が、写真撮るの上手い場合もありますよ!
こんな風に、会場のカメラマンが、決して上手であるばかりではないというのが1つの理由で、会場のプロに頼むように言わない方が良いというのが、私の考えです。
【新郎新婦に、会場のプロに頼むように言うべきか?その②】
あなたの性格にもよるのですが、誰かの下で動いたら、あなたは、100%のパフォーマンスを発揮できる人ですか?
私はNoです。
会場に別のプロカメラマンが居たら、自分なら、そのプロにお任せしてしまい、シャッターをほとんど押さないかもしれません。
こんな状況で、あなた一人で撮影しても、カメラ仲間を巻き込んで撮影しても、全力で撮るなんてできず、不完全燃焼まま終わるでしょうね。
で、いつまでも、あなたは言うでしょう。
「プロカメラマンが居たから、その後ろでしか撮れなかったんだよね」
この言葉にあるように、あなたには、まったく撮ったことにより得られる経験値のカケラすら、得ることが出来ないんです。
結婚式を自分の手で撮ることは責任が生じるかもしれません。
だからこそ、脳の中で汗をかいて、経験値が高まったいくように思うのです。
そういう意味で、やるなら、自分、もしくは、自分と仲間だけで乗り切っていく思いでやりましょう!
【撮影の失敗を防ぐ方法】
最後に、失敗を防ぐためのヒントを書いておきます。
それは、あなたのカメラの動きを把握して、頼れるところは頼るということです。
今や、スマホでも結婚式でキレイな写真を残せるようになりました。
スマホは、全自動だから、失敗が少ないですよね。
それと同じように、あなたが使っているカメラに頼ると良いのです。
かつて、撮影に失敗して、大クレームになったカメラマンさんを目の当たりにしたことがあります。
最初の頃のカメラマンさん研修で、この失敗カメラマンさんはこんなことを言ってました。
「撮影は、マニュアル撮影モードでやれば大丈夫ですよね?」と。
でも、結果として、状況がどんどん変わっていく結婚式の流れの中で、状況に合わせて設定を変えている余裕がまったく無く、失敗してしまったのです。
あなたが、趣味的に撮影している時に、設定値をカチカチ動かしますよね。実際の現場ではそんなんじゃ、全然遅く、失敗が目に見えてます。
【それでも絶対にやるべき理由】
ブライダル撮影は、究極のスナップ撮影と言われています。
また、いろいろな状況変化に対応するために、カメラのことを深く知って使いこなしていくことが要求されます。
それゆえに、やればやるほど、カメラマンの腕前は飛躍的に向上します。
私自身も、ブライダルを通じて、一気にカメラの腕前が上がったという実感があります。
【失敗したくないあなたに】
ただ、どうしても、失敗が、、、というのがいつも付きまといますよね。
そんな心配なあなたに朗報があるんです。
2つあなたに出来ることがあるのでお伝えします。
(1)あなた自身スキルアップしておく
実は極論になるのですが、失敗しなけりゃ良いんです。なんとかなります。
なので、むやみにビビる必要はありません。
あと、会場の雰囲気や動き方が分かれば、本当になんとかなります。
実際に、私がブライダルカメラマンになって知った、『失敗を防ぐ方法』を伝授します。
また、教会の会場や、パーティー会場などを貸し切って実践練習出来ます。
実はこれ、私が、ブライダルカメラマンになりたてて不安いっぱいの時に欲しかったものを、同じように悩めるカメラマンさんのために作ったものです。
7月か8月で今調整しております。
ぜひ、ここをチェックしてくださいね!
(2)私を巻き込む
私があなたと一緒に現場に入ることで、確実な写真が残せます。
特に、プレミアム会員方は、破格の値段で私を現場に呼んでしまうことが出来ます。
イメージとして、受験のすべり止めを用意しておき、あなたは難関大学に全力で挑むという感じ。
特に、私ならば、あなたの撮影をアドバイスしながら、あなたを失敗をフォロー出来ます。
プレミアム会員の特典をうまくご活用くださいね!