ストロボ多灯ライティングを読み解く。4灯使う理由は?

今回のダンス発表会での撮影ブースのライティングについて解説します。

今回は多灯で4灯を使っています。

 

まずは、どんな風に仕上げたいかを考えました。

その考えに沿ってライティングを決めていきます。

■可愛い感じに撮りたい

■背景と人物の境目を際立たせたい

■髪の毛をキラキラにしたい

■TEAMで撮ることが多いので、全体に光を回したい

■運搬に楽なように、ソフトボックスだけにしたい

 

そんな考えて出来上がったのがこちら

 

TEAMが多いということは、横に広がることが多いというわけで、そんなことで背景布は最初から横長で使っています。

 

正面のライティングですが被写体に向けて右側がメイン。左側が影消しです。

 

アンブレラと比べ、ソフトボックスは周辺の落ち込みが早いです。

1灯講座でお見せしたことのあるソフトボックス1灯だとこんな感じです。

光の当たってない反対側がけっこうコントラストが大きく影がつくので、その影を消すために正面側を2灯にしています。

 

 

そして、このライティングは、被写体の斜め後ろから髪の毛めがけて左右に2灯入れてます。

1灯で斜め後ろから髪の毛を狙うとこんな感じ。

 

ただ、TEAM写真となると、1灯で全員の髪を照らすのが困難なので、2灯で両側で挟み込むように髪の毛を狙って光らせています。

 

これらを組み合わせて撮ると、こんな感じです!

 

 

え、モデルがわるい??申し訳ないです~~汗

 

髪の毛の辺りがしっかりと光っているのに注目していただけたらありがたいです。

 

 

こんな感じに1灯の組み合わせが多灯になっていくんですよ~

 

そして、多灯講座でやっているように、現場で1つづつ調整していきます。

もちろん、サクサクやっていくんですけどね。

 

1灯講座、多灯講座で学んだことは、すぐにお仕事に役立てることが出来るというお話でした。