写真のお仕事でピアノ発表会写真にネームを入れる方法

ピアノの発表会撮影の依頼を受けた時に、「写真に、ピアノ教室の名前を入れてくれませんか?」と言われることが多かったりします。やり方は、いくつかあるかと思いますが、私のやり方を書いておきたいと思います。

■ざっと、作業の流れ紹介

現在、私がどんな感じで作業しているかの、流れをお伝えしますね(順番は多少前後してもOK)。

 

①撮影時は、ネーム入れを考えて少し下を広めに撮る

②現像ソフトで、まずは写真を仕上げる
 
③縦用のフォルダと、横用のカラのフォルダをつくります

④仕上げた写真の縦位置と横位置のものを、先ほど作った縦用フォルダ・横用フォルダに振り分けます

⑤ネームをPhotoShopで作ります
 
⑥ウォーターマークを付けるソフトを使って、縦の写真に縦のネーム、横の写真に横のネームを一気に貼り付けます

⑦これで完成です

■ひとつひとつ細かく解説

 

①撮影時に注意してください

撮影時にネームを入れることを考えて構図を作りましょう。

写真の下いっぱいまで足がくるように撮ると、ネームを入れた時に、足が切れてしまいます。

 

 

②写真を書き出す際の設定など

写真を書き出す際に、時系列に001からの連番で、ファイル名をしっかり付けます。
また画像サイズもキッチリ合わせます。長辺2250などで書き出せば良いかと思います。

写真のアスペクトを3:2で作成していたら、長辺2250、短辺は1500になります。

 

③フォルダ作成

縦用のフォルダと、横用のカラのフォルダをつくります。
さらに、名前を付けた後に入れておくフォルダも一緒に作っておくと作業しやすいと思います。
・横
・縦
・横ネーム
・縦ネーム
と全部で4つ作ります。

 

④縦と横の写真の仕分け

横位置で撮影した写真を③で作成した「横」フォルダに入れます。
縦位置で撮影した写真を③で作成した「縦」フォルダに入れます。

ここは、ひたすらアナログに仕分けしていきます。

 

⑤PhotoShopで横写真に付けるネームを作成します

ここで、2つ作ってください
ちなみに、こんなピクセル数で作っています。
横幅は、写真の横幅に合わせて、横用・縦用の2種類作ります。

書き出しサイズに合わせてあります。縦幅はあくまでも参考程度で良いかと思います。

【横用】
2250*160

【縦用は】
1500*150

 

ここでポイントなのは、ネームの下側は少し空けるようにします。
なぜなら、写真プリントで、周辺が切れてしまうことがあるからです。

書き出しはJPEGでもPNGでもGIFでもOKです。

 

⑥作成したウォーターマークを写真に貼り付けます

ooyama.jp Softwareというところのフリーソフトがおススメです。

下のページの「ウォーターマーク」v1.3.1がおススメ。

ここをクリックすると、ページに飛びます)

まずは、元画像のある場所と、貼り付けるネームと、書き出す先を指示します

 

横位置の写真からやってみましょう。

 

□処理対象画像フォルダは、横位置の写真をまとめた「横」フォルダを指定します。

□透かしマークはチェック

・透かし表示度100%
・透かし表示サイズ率100%
・透かしマーク位置=下

□透かしマーク画像ファイルは、⑤で作成した横用のものを指定

□生成フォルダを、③で作成した、「横ネーム」にします。

 

そうしたら、右下の「作成実行」ボタンを押します。

 

 

縦位置の方は

□処理対象画像フォルダは、横位置の写真をまとめた「縦」フォルダを指定します。

□透かしマークはチェック

・透かし表示度100%
・透かし表示サイズ率67%
・透かしマーク位置=下

□透かしマーク画像ファイルは、⑤で作成した縦用のものを指定

□生成フォルダを、③で作成した、「縦ネーム」にします。

 

そうしたら、右下の「作成実行」ボタンを押します。

 

⑦最後にフォルダーの写真を1つにします

 

「横ネーム」フォルダ、「縦ネーム」フォルダそれぞれに、ネームが入った写真が出来上がります。

 

これを1つにまとめます。

数字の順番で並びます。

 

 

集合写真も練習しておこう

ピアノの発表会撮影依頼を頂いたら、集合写真も練習しておいた方が良いです。

 

100%集合写真があるものだと思っていて良いかもしれません。

こちらに詳しく書いてます。

↓↓↓

『集合写真の撮り方』ページ