写真でお仕事・副業する際に、どのような機材が好ましいか?
そう聞かれることが多いのでまとめてみました。
★私のプロデビュー時代の機材紹介
平日会社員で、週末に撮影していた時の、最も最初の頃の機材です。
◆カメラ
EOS 7D
EOS KISS X2
◆レンズ
EF S10-22mmF3.5-F4.5 usm
EF S17-55mmF2.8 usm IS
EF 70-200mm L2.8 usm IS
◆ストロボ:
580EX2
430EX2
【購入金額】
◇カメラが2台で20万
◇レンズは、6万+9万+20万で35万
◇ストロボは、2万と3万で5万
合計60万円
ちなみに、当時は、土日のブライダル・ダンス・スクールフォトで月10万くらいの収入でした。
★レンズは、「貯金」として考えられる
大事に使っている場合に限りますが、レンズは、貯金として考えられます。
これはどういうことかというと、ヤフオクなどで売れば、買った時と”ほぼ同じ価格”で売ることが出来ます。
ただ、これには条件があって
◇キレイに使っている
◇保管などもしっかりしている
◇買った時の箱や備品も残っている
◇NikonやCanonのメーカー純正で人気レンズである
私は、一時お金が少なくなったために、20万円買った70-200を売りました。売れた金額は18万円でした。2年間2万円で、70-200を使ったことになります。
※ちなみに、TAMRONやSIGMAはどうか?
・Nikon、Canonの純正レンズと比べると、AFの速度が遅いものが多い
・手振れ補正の挙動が、おかしい時がある
・ピント調整やメンテナンスの際に、カメラメーカーとレンズメーカーの窓口に行く必要があり面倒
・いろいろ不満が出て、純正を買うことになる
・売る時に、安くしか売れないので、実は、お財布にやさしくない
・よほど、気に入って、使いつぶすつもりでないと、もったいない
そんな意見が多いです。
★レンズをそろえていく時のコツ
①レンズは、とにかく、これをそろえる
■広角
■標準
■望遠
をそろえたいです。
「全部F2.8だと高い」と思うかもしれません。
でしたら、標準ズームはF4とか、広角はF3.5-4.5の可変のものでも良いかと思います。
②広角も必要!?
狭い部屋でも集合写真を撮らないといけないことがありますので
『焦点距離>F値の明るさ』
と、考えてチョイスしてもいいでしょう。
③望遠は人物撮影で活躍することが多い
運動会や、イベント撮影で使うことの多い望遠レンズは、意外にも屋外のプロフィール撮影にも活躍します。
撮った相手に
「おお!!すごい!」
そう言わせたいなら、70-200のF4か、F2.8 は必要でしょう。
これがあれば、相手が喜んでくれると思えるレンズがあるのは、いわゆる必殺技を持っているのと同じです。
ただ、F値が大きくても望遠はボケが大きく出来るので、練習しておくと良いかもしれません。
これは、マイクロフォーサーズの焦点距離370㎜で撮ってます。
④必殺技を増やしておく
例えば、広角・標準・望遠で、F値の小さいレンズを揃えられなかったとしても、心配ありません。
=焦点距離で35㎜や50㎜あたりでF2程度の単焦点を持っていると、暗めの室内での対応が出来ます。
=85㎜以上のF2程度の単焦点でも、プロフィール写真で「おお!」と言わせられます。
※私は、85㎜F1.8を活用してます
★カメラは何が良いか?
これからカメラを買うという方は、CanonかNikon、次点でSonyをおススメします。
【その理由】
■デジタル一眼で必要なのは、写真を撮るためのシステムです。
ちなみにストロボから現像まで一貫して優れているのがCanonやNikonだと感じています。
単体ではSONYの性能が非常に良いので、ストロボなど、もっと低価格のものなども揃えて欲しいです。
■特に、ストロボに関しては、CanonとNikonは超が付くくらい秀でています。
イベント撮影などでは、TTLが必須。その精度が圧倒的に良いと感じてます。
Sonyは、Sony純正をまだそんなに使ってないので、なんと言えません。
■サービスセンターなどの対応の速さなども仕事では重要です。
絶対に壊れるものと考えておいた方が良いです。
その時に、対応が遅いと、次の仕事に支障が出ます。
■必要に応じて、レンズをレンタルする必要が出るかもしれません。
その時に、NikonとCanon機のレンタル品の豊富さは、他メーカーを圧倒します。
次いで、SONYも人気が上がってきたので増えてますよね。
それと。。。
・カメラボディーは、壊れることを考え、基本は2台持参します。
・APS-Cとフルサイズは、まずは、買えるものを買えば良いと思います。
(レンズの70-200が使いやすく感じれるのは、フルサイズ)
★ストロボは消耗品ですが、、、
実は、撮影で、かなり大事な役割りです。
私自身、プロの現場に出た時に
「こんなにもストロボを使うんだ~」
と、思ったほどでした。
そして、その頃から分かったことは
”どんな優れたカメラを使っていても、ストロボを使いこなさないと、エントリー機以下の写りにしかならない”
ということです。
わかればわかるほど重要なストロボは、こんな感じで選択していくと良いかもしれません。
■TTLの信頼性はメーカー純正が圧倒的に高い
■フラッグシップ機とその下のランクは、価格が大幅に違う。
しかし、故障などの頻度を考え、長く使うとフラッグシップが安い
※600EXと、430EXを使ってきて、600EXは一度も故障なし。430EXは3回故障しました。
1回の修理代は2万円です。600EXを買ってもお釣りがくるくらい、修理代がかかってしまいました。
■実は、電池も重要。エネループプロを使いましょう。
※ストロボ性能はにバッテリーに左右されることが大きいです。
私は、撮影直前に電池をセットします。
また、発光がおかしい時は、すぐに電池を交換します。
★メディアは、「容量小さめを、数多く」が理想
私は、CFの16GBを6~8枚持ち歩きます。
16GBで約500枚撮れます。
■大きいサイズ1枚よりも、小さめの容量のものを枚数増やした方が良いです。
というのは、メディア破損が生じた際の被害が少なくなるからです。
■絶対、有名メーカー(私はサンデスク)のものしか使いません。
時々、画像が壊れたり、PCに画像が移せないというカメラマンさんがおります。
原因を調べるとほぼ、安いメモリを使っています。
★バッグや備品も忘れてはいけません
ブロアやペンも必要ですよね。
あと、意外に、カメラバッグを使ってない人が多いのですが、あった方が良いです。
特に、バッグに機材をしまった後に、「あ!まだこれ撮って欲しいんです」と言われる時があります。
そんな時に、ササっとカメラとストロボを撮りだして、撮れるような、そんなバッグが良いですよね。
自分は、レンズをつけたままの状態で、収納できるロープロのステルスポーター550に入れてます。
■バッグは、いつも使っているフル機材を持って、カメラ屋さんに行きましょう!
バッグコーナーで、実際に入れてみて決めるのが良いです。
■飛行機などの移動がある方は、手荷物のサイズに収まるものを選んだ方が良いですよ!
★実際に採用据する側のサイトで、機材条件を確認してみる
カメラマンを募集している会社のサイトより引用しました。
もし、
「もっと活躍の場を広げていきたい!」
そう思ったら、カメラマン事務所に面接に行くことがおススメです。
そんな時に、採用の条件として、機材について問われます。
(参考)カメラマン事務所の採用条件の例
※F値は言及されていないです
↓↓↓
<依頼案件>
全国の学校、幼稚園・保育園での撮影を中心に、
スポーツや舞台撮影など様々なお仕事があります。
豊富な案件の中から、あなたの撮影実績に応じた撮影をご紹介します。
<撮影料>
1件あたり10,000円~40,000円(撮影内容および能力に応じる)
<応募条件>
下記条件の機材を所有していること。
デジタル一眼レフカメラ(ハイアマチュアモデル以上)
CANON:70D、6D以上
Nikon: D300、D610以上
標準ズームレンズ(24-70mm)
望遠系ズームレンズ:70-200mm
(その他 24-70mm / 24-105mm / 28-300mm / 18-200mm / 17-55mmなども使用可。)
ストロボ(お持ちの方優遇)
メモリ(コンパクトフラッシュ等)16G程度
※最近はSONY機OKという事務所も増えてきています
【機材がそろっても、技術や経験値で心配なあなたに】
↓↓↓
スクールフォト、舞台撮影などは
結婚式撮影などは