写真編集のアンケート回答で、意外に多かった意見があります。
それが、こちら
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使っているPCの画面を「キャリブレーション」してないので
自分のノートでは、いくら編集しても
きっと正確にできないと思うと、悩みます
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「キャリブレーション」という言葉を初めて聞いた人もいるかもしれないのでご説明しますと、、、
例えば、あなたが、画面が明るくて綺麗だからと、ノートPCを購入したとします。
①ダンスの発表会で、友達のお写真を撮り、そのノートで編集した写真をデータでプレゼントしました。
②あなたのノートPCでは、写真はとても綺麗に見えます。
③なのに、その写真をプレゼントしてもらったお友達のPCで見ると、、、
④「あれ?すごく暗い?衣装の色もおかしい」
そうなのです。
あなたの使っているノートPCの画面が、他のPCと比べて、以下の問題があったのです。
・画面が明るい
・発色が違う
これを解決するためには、モニターの明るさと、色調整する必要があります。
そのことを、キャリブレーションと言い、専用の機械を使って行います。
私も使っている、キャリブレーションの機械について、デジカメWatchでレビューされているので、その記事を掲載します。
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このキャリブレーションの機械ですが
目指す「ゴール」は、印刷時の色や明るさの正確さになります。
つまり、印刷会社でのプリントの明るさや、色合いが、これによって正しくなると理解してくれれば良いです。
もう一度言います。
キャリブレーション機器を使用する場合の、ゴールは、印刷です。
このことを知って
「なんだ~、カメラってお金がかかり過ぎるので、嫌いになりそ~」と、思いませんか??
それと、また、ひとつ疑問が生じて来るはずです。
「俺のPCを改善しても、他の人のPCで違ってたら、もう、誰にも写真のデータは正しく見れないじゃないか??」
つまり、ゴールが印刷でない場合は、どうしたら良いのか?という問題です。
(ただ、キャリブレーションの機械で、あなたが使ってきた、今まで明るすぎた画面、色がおかしかった画面は、確実に改善はされます。)
それを閲覧してもらうために、他の人のPCを、あなたがキャリブレーションしまくるというのが良いかも、、、
いやいや、なかなか、物理的に難しいですかね。
そこで、「ゴールを、こうする方法もあるよ」というご提案です。
あくまでも、ひとつの方法です。
それは、圧倒的に閲覧が多い画面に合わせるという方法です。
あなたが撮影した写真を、他の方がどのように閲覧するかを知っていますか?
「フォトレコ」という写真販売のシステムを運営する会社さんが、2015年4月に発表したデータがあります。
これです
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ここでは、単に閲覧にとどまらず、「購入に至るまで」の、ユーザーの端末を調べているのですが、実に40%がスマホを使って購入しています。
購入までをスマホで済ませているのが40%ですので、閲覧だけなら、もっと多いことが考えられます。
また、2016年2月の調査データですが、スマホのシェアの5割をiPhoneが占めるのだそうです。
つまり、
・写真画像の閲覧の半数はスマホ
・スマホのシェアの5割はiPhone
ということから、ゴールの設定をこうするということです。
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「ゴール=iPhoneでどう見えるか?」
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もし可能なら、やってみてください。
同じ写真データを、あなたが日ごろ使っているノートPCと、iPhoneで見てみてください。
こうすることによって、iPhoneとの画面の差がわかると思います。
ここで、ノートPC画面を実際に調整しても良いかもしれません。
もしくは、その差を理解して、ノートPCの画面そのものは調整せずに、写真編集の時に、その差を踏まえて編集するという方法です。
Windowsの画面ですが、ディスプレーの詳細設定を、機械を使わなくても、行っていくことができます。
今回ご紹介した方法によって、お金をかけることなく、解決できるのではないか?と思います。
今回、ここに書いたことは、あくまでもひとつの方法です。
人によっては、「この程度の方法じゃ~、全然だめだよ~」という方も居るかもしれません。
でも、
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使っているPCの画面を「キャリブレーション」してないので
自分のノートでは、いくら編集しても
きっと正確にできないと思うと、悩みます
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という悩みを抱えて、写真撮影が楽しめなくなってしまうよりは、良いのではないか??と思って、この方法をご提案したいと思って、書いてみました~!
それでは、おやすみなさい~