写真編集のアドバイス(ダンス写真の場合)

先日、ダンス撮影の現場同行に参加された方へのアドバイスです。

一言で言いますと、「編集をもっと頑張った方が良いですよ」です。

 

カメラが古いし、Nikon機だから黄色味は仕方ない?

 

他のカメラマンが、このくらいの色合いの写真を出されている中で、、、

 

 

あるカメラマンさんだけ、少し黄色味が強い。

 

 

このカメラマンさんの写真、ほとんど黄色。

 

きっと、こう考えられていると思います。

・カメラが古目だから、仕方ない

・Nikon機なので黄色味は消せない

 

実は、これは、誤解です。

 

 

 

Lightroom で2つのことをやるだけで解決します。

1つ目は、色温度

2つ目は、色かぶり補正です

それだけで、自然な色味になります。

 

 

 

高感度ノイズを気にしすぎる

下の写真、どこか、違和感を感じませんか?

なんかピントが甘いように見えます。

 

でも、ピントはしっかりあってるんですよね。

拡大するとわかります。

肌がツルンツルンになっている、、、

これは、ノイズ処理を強くし過ぎてるために起きます。

 

ただ、写真的には、違和感が生じてしまいます。

 

 

ノイズ処理をする際に気を付けたいことがあります。

「ノイズを消す=解像度感を犠牲にする」

 

なので、ノイズ処理の際は

◆最低限の処理にすること

◆あまりに気になるなら、最新のカメラに買い替える

で、解決するようにしましょう。

 

 

一般的に、ダンスや、ライブ撮影では、ノイズが残っていてもOKです。

 

 

ちなみに、元画像は、こんな感じです。

私は、ダンス撮影の場合、ノイズ処理はしないことが多いです。

 

 

 

ストロボを使って失敗した!?

 

日頃ストロボを使い慣れていない場合、いざ撮影すると、なんだか上手く撮れないことが多いです。

でも、簡単にあきらめてはいけません。

 

 

この参考写真もやたら、アンダーに。

上に載せて来た写真と同じ場所で撮っているのですが、まるで夜に撮影しているようになってしまっております。

EXIFが無いのでわからないのですが、原因としては、ISOオートのままストロボをONにしたのではないでしょうか??

 

私が調べている限り、Nikon機以外のカメラは、ISOオートでは、ISOが400程度に強制的に下げられるのがほとんどなので、カメラ自体の露出は、どアンダーになることが多いです。

(※2017年時点、私の調べた範囲でISOオートでストロボが使えるのは、Nikon機だけです)

 

で、その分ストロボが強く光るので、パキっとした光になります。

 

 

でも、これもなんとか出来ます。

 

単純に露光量をUPすると、こんな感じ。パキっと感がより強調されてしまいました。

 

そこで、ハイライトのレベルを落とします。

それだけでこんな風になります。女性の肌の質感もわかるようになりましたね。

 

 

トリミングでしっかり整える

 

フレーミングひとつで、プロっぽく見えなくなってしまいます。

丁寧にトリミングしましょう。

 

下の写真は、被写体がフレームの中で上にあるので、少しバランス悪いです。

 

丁寧にトリミングします。

もし印刷すると、周辺が一回り切り取られてしまいますが、それを想定して、少し余白を残しつつトリミング。

 

 

横に撮ってても、バランスを考えて、縦に切り取っても良いです。

 

ちょっと被写体がフレームの中でキツキツ気味ですが、まあ許容範囲かな、、、。

 

あくまでも、印刷の際に、周辺が一回り切り取られることを想定しましょう。

 

 

全ては、あなたの写真の価値を高めるために

 

冒頭に書いた通り、デジタル時代の今、デジタルを使いこなすことで、写真の価値をUPさせることが出来ます。

 

そもそも、「この人うまいな~」とあなたが思っているカメラマンさんで、編集してない人はいません。

これは、覚えましょう。

↓↓↓

写真=シャッターを押すこと+編集

 

「カメラの限界だから仕方ない」

などという時でも、デジタルで、その限界を超えることも出来ます。

 

実は、フィルム時代も、トリミングやら、色補正なども、lightroom編集みたいなことを、プロはやってたんですよね。

みんな暗室でやっていたことです。

今は、暗室でなくて、PC上に置き換わっただけです。

 

あなたの写真の価値を高めるためにも、しっかり編集で仕上げるようになりましょ~

 

 

Ligjtroomのおすすめポイントを一言で言います

 

カメラメーカーの編集ソフトもあります。

お金をかけたくない気持ちもわかりますので、まずは、それらを使いこなすのが良いかと思います。

 

でも、Lightroomには、カメラメーカーの編集ソフトには出来ない機能がたくさんあります。

 

特に、おすすめポイントは

「カメラマンの失敗を解決する機能が多い」

 

かなり、細やかなことを、感覚的に出来ます。

また、Photoshopの機能もどんどん取り込まれており、かなり本格的な加工まで可能です。

 

 

大量の写真を取り扱うなら

Lightroom Classic CC

がおススメ!

ただ、使い始めの部分に癖があって、なじめない人も多いです。

 

そこで、初心者の方から覚えられる、使いこなし術をお伝えする講座をやってます。

 

◎あなたの写真の価値を高めたいカメラマンさんにオススメ

◎体験版でもご参加頂けます。ご参加の後に、購入を決められてもOK

◎プロの現場でも対応可能な、「最低限、ここまで出来ればOK」というところまでお伝えします

◎初心者の方も多いです

◎独学で覚えられた方も、ご確認の意味でご参加される方も少なくありません。