ドラフト会議で清宮が日本ハムに決まった時、どよめきが起こりましたね!
記者会見では、高校野球で歴代ホームラン本数No.1になれても
「プロの世界は全然違うから」
と、何度も何度もその言葉を口にしていたのが印象的でした。
カメラマンの世界では、プロは全然違うのか?
カメラマンの世界では
「プロの世界」は、どう違うのでしょか?
私がプロとして活動を始めた時に話を書いてみることにしました。
まず、強調しておきたいことがあります
使うテクニックには、アマでもプロでもまったく差がありません。
なので、アマチュアの人が、私よりも多くのテクニックを身に着けていることなんてざらにあります。
では、プロの世界で感じたものは何だったか?
そのことを、これから書いてみたいと思います。
1、とにかく早い
プロの世界は、カメラマンに合わせてくれるような現場はほとんどありません。
例えば、あなた自身で、以下にどれだけ時間をかけているか?考えてみてください。
①構図決める
②ピント合わせる
③撮影
④再生画面のチェック
⑤設定し直し
⑥再撮影
たった、設定を変えながら2回シャッターを押すだけのこと。
でも、人によっては、1分以上かかる人がいます。ただピントを合わせるだけなのになんで??って思うかもしれませんが、人によっては、そのくらい時間がかかります。
プロの世界では、この速度が一気に早くなります。数秒で終わらせます。
もちろん、ストロボを使っていれば、ストロボの角度調整や、光量調整も、瞬時に行わなくてはなりません。
(カメラを見ずに設定できるように出来ないとなんですが、私の場合は、ボタン設定などカスタマイズして指先感覚だけでいろんな設定出来るようにしてあるので、他人のカメラを渡されたら、途端に速度が落ちます。)
このことによって、本能のまま撮れるようになります。プロは設定のことなんて、細かく考えているのではなく、本能でやっているのです。
エントリー機などは、ボタンの数が少ないものがほとんどですが、指先感覚だけで設定を変えるのは難しいですよね。
2、求められた写真を提出しないといけない
もし、趣味でカメラをやってるとしたらこんな感じでしょうか?
「撮影に行って、何十枚か撮って、そのうち、上手く撮れた1~2をRAW現像して、FacebookなどSNSに載せる」
それが、プロの世界では、
「このイベントで500枚以上は写真を出してください。」
などと、必須の提出枚数などが決められます。
実際にこれを経験してみると、意外に、まともに撮れている写真が少ないことに気づきます。
そして
・もっと集中して、しっかりピントを合わせて撮らないといけない
・多く出すために、同じ場所では撮ってもアングルが変えられないからもっと動かなくてはならない
・手振れが気になるけど、ノイズのこともあるので、ISOを落として、SSを最低限におさえなくてはならない
など思うようになるのです。
それだけにとどまらず、これだけの枚数を撮って
・メモリーカードの枚数
・カメラのバッテリーの持ち
・ストロボのバッテリーの持ち
などにも初めて気づけるのです。
また、あなたは自分の撮影成功率を把握していますか?提出枚数が決められている場合は、このことを、加味して、シャッターを押さないといけません。
正直私は、うまくないので、30%です。結婚式で500枚以上提出が必須なので、結婚式中に1500枚以上シャッターを押しているという計算になります。
これらのことも、プロの世界で初めて気づかされます。
3、自分の中に尺度を持たないといけない
プロの現場では、情報が渦巻いています。
上手くなりたいカメラマンにとって、そういった情報に、かえって惑わされることも多いです。
例えば私の場合は
「ダンスなら1/200で止まるから、SSはそれ以上にしないで」
と、同じ現場のプロに言われたことがありました。
実践したら、ほとんどが失敗写真だったことがあります。
助言を下さった方のカメラはCanon 5Dの初代機でで解像度が低いために、ブレが気にならないようでしたが、私が当時から使っている5Dmark3は5Dからするとかなり解像度が上がったことから、1/200ではブレが目立ってしまったのです。
そこで、実際にダンサーさんに踊ってもらって、SSを変えながら撮影して検証したところ、5D3では、1/400以上が必要という結論に至りました。
ここ1年くらいで発売されたカメラでは、もっとSSを速める必要があるかもしれませんが、要は、自分で検証してみて、自分の尺度をしっかり持つということです。
ベテランカメラマンさんの意見は時に、古い技術をベースにしたもののあるので、アドバイスを頂いたら、かならず自分で検証するというクセづけをしないと、プロの世界では大失敗につながる恐れがあることを覚えておいた方が良いです。
(もし、アドバイス頂いた方と言い合いになったら、その検証結果を見せれば良いのです)
これらを意識出来るようにするためには?
ただ、これら3つのポイントを本当に意識出来るのは現場だけなんですよね。
だから、私は、私が行う教室などでは、現場を再現することにこだわっているのです。
また、現場同行などを数多く行っているのは、現場でないと上に書いた3つのポイントを、誰もやらないからです。
誰でも現場に連れてはいけません
誰でも彼でも現場に連れて行けるかというと、さすがにそうはいきません。
ある程度の知識を持っていただかないまま現場に行っても、何が何だかわからないまま終わってしまうからです。
私自身も、現場では緊張と集中のため、現場では助言できません。
ですので、事前にイベントカメラマン養成講座などで、テクニックをお伝えさせていただいているのです。
何度も繰り返し再受講出来る理由とは
現場に出て、プロの世界に触れて、初めて気づくことが多いです。そして、そこで分かったことで、また練習し直したいと思うことが多いのです。
私が『イベントカメラマン養成講座』を、繰り返し受講をOKにした理由がこれです。
===
■1回目の受講で、現場に出ていく自信が持てて、一緒に現場に出てみる
そして、自分に足りないことなどに、改めて気づく
※ここで、意識が切り替わことが多いです
■2回目以降の受講で、意識が変わって、自分のたりない部分を練習する
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さらに、どうしても克服できないところは、何度でも参加OKにしています。
※実際に、現在スクールフォトや、結婚式の撮影に行ってカメラマンさんとして稼いでいるいる修了生さんも、繰り返し参加されております。
もう、あなたのテクニックは足りているのです
先に書きましたが、すでにテクニックが足りている人も多いです。
でも、プロの世界に触れることで、テクニック以外のことが必要だと気づくことが多いのです。
ここで得たことで、プロの現場でも戦える自信がつけられることはもとより、求められた写真をキッチリ提出できるようになります。
これによって
「撮影をお願いした人を、もっと喜ばせることが出来る」
ようになります。
あなたに写真をお願いして良かった!
そう言われるカメラマンさんになりたくありませんか??
良かったら、上のイベントカメラマン講座をクリックして詳細を見てみてくださいませんか?
あなたを、しっかり育てるための、特別な12コマをご用意致しました!!