「とにかくボカしたい」
そう思って始めたデジタル一眼カメラ。
しかし、一方で、きっちり撮りたいのに
「ボケすぎて困る」
という声も。
私のところに寄せられるご質問も、このボケ過ぎて困るということが多くございます。
きっとあなたも、この壁にぶつかるかもしれないので、一緒に解決するつもりで読んでいただけたら幸いです。
◇◇◇
実は、私も、ブライダルカメラマンとして撮影仕事を始めた時に
ボケ過ぎには悩まされました。
特に悩まされたのは、結婚式での小物撮影です。
集合写真など、大人数を撮る時は、必然的にF値を上げるという意識が出るので、心配はあまりありません。
しかし、リングピローの上に並んだリングを撮る時などは、悩みました。
最初の頃は
「とにかくボカせば、喜ばれるだろうな」
という考えで、F値を一番小さくして撮っていたのですが、1つのリングにピントが合うと、もう1つのリングと、ピローがボケボケ。
実はリングピローって、新婦のお母さんがつくったりするんですよね。なので、リングとピローまでピントを合わせたい。でも、フンワリ感は出したい、、
そこで、F値を変えながら撮り比べたところ、無難なところは、F5あたりかな~と感じてます。
▼F5です
▼これもF5かな
▼これ、F8ですが、奥がそうとうボケてるのわかりますか?
◇◇◇
そうそう
知っていますか??
「ボケすぎた~」と思われる写真の原因の多くは、実は「手ブレ」だということを。
手ブレにより生じる細かいブレによって、ボケて見えてしまうということが多いのです。
多くの方のお写真を拝見してきましたが、ボケのお悩みの原因は、ほぼ「手ブレ」だったのです。
私も、手ブレを完全に止めるほどの自信がないので、前出のリングピローは、標準レンズにもかかわらず、SSを1/125にしています。
※私の標準レンズ=24-70なので、教科書通りに考えると、手ブレを止める=1/焦点距離なので、1/80あれば充分なハズなんです
※高画素化・高解像度化がどんどん進んでいるので、ほんのわずかなブレが、ボケに見えやすくなるようになっています。今後、より一層気を払う必要があると思います。
◇◇◇
それと、ピントをどこに合わせたら良いのか?を悩む方も多いです。
これは構図と共に悩むところなので、簡単には解決できないところなのですが、ヒントになるものとして、目線誘導を知っておくと良いかもしれません。
人の視線は、写真のようなフレームの中でも、ど真ん中から見ているわけではないんですよね。
一番先に目が行くと良く言われるのは
①人の顔
②一番手前にあるもの
③3分割されたあたり
ちょうど、そのことを記事として書いている方を見つけたので、そのページを貼っておきます。
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とにかく、ピント位置については、カメラマンさん自身も、撮影している時でも悩んだりするものです。
ですので、これを解決するには、「同じ構図で1枚だけしか撮らない」というのをやめて、その構図のまま、ピント位置を何カ所か変えながら5~6枚撮って、後で見比べるのが良いかと思います。
一番先に目線が来るところのピントがバッチリあってると、不思議と、他のところのボケが気にならないこともあるのです(脳が錯覚を起こしていると言われます)。
◇◇◇
では、まとめです。
ボケに悩んだら
(1)F値をあげる
(2)手ブレを疑う
(3)ピントをいろんな位置に変えて何枚か撮る
◇◇◇
~写真で、あなたと、世界をハッピーに!~
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