写真の失敗を防ぐシャッター速度の理解(2)

前回、写真の失敗は、ブレによって起こりやすいということと

手持ちで撮る時のシャッター速度についてお知らせさせて頂きました。

 

 

引き続き、シャッター速度の話です。もう少し補足させてください。

実は、今まで言われてきている定説に、最近、異変が起きているのです。

 

 

ずばり、就職戦線異常あり的な!!

 

 

 

前回、ブレには

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手ブレ

被写体ブレ

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これらの2つが大枠であるという話をしました。

 

 

そして、手ブレを抑える方法も書きました。

標準域のレンズでは、手ブレ補正の機能がついているレンズが多いこともあって、1/60でも良いかな?と

 

 

でも、望遠レンズを使っている時に、ちゃんと意識していますか??

人気のレンズで、70-200㎜がありますが、これをAPS-Cで使ったら、手ブレを防ぐためだけに、理論上はSSは最低でも1/320あたりが必要になります。

 

 

「いや、手ブレ補正が付いてるから大丈夫だよ」という方。どのくらいまで手ブレを補正できますか?

これも、しっかり、ご自身で確認しておいた方が良いです。

私自身は、EF70-200mmF2.8 IS USM 2を使っております。手ブレ補正が付いています。

メーカー公称で「4段分」です。

 

 

ですが、本当に4段分も効きますか?

 

例えば、4段なら、1/320→1/160→1/80→1/40

1/40だと~!!

 

私はフルサイズで使っていますが、それでも、1/160以下には出来ません。

そのSSにしたのは、いろいろな現場で使ってきたなかで、見出しています。

 

前回も書きましたが、カメラが高画素&高精細度したのが原因です。

 

なので、望遠レンズ使用時に、自分がどのくらいのSSで止められるかは、検証が必要です。人によって止められる能力も違います。

 

よくわからないって人は、望遠でも、1/焦点距離を守って撮ることをお勧めします。

 

 

 

 

 

被写体ブレについても、ちょっと書いておきましょう。

スクリーンショット (44)

こんな感じの図を見たことありませんか??

被写体の状態で、どのくらいのSSで被写体ブレを無くせるか?という図なのですが、、、

 

 

これ、最近変わってきてます。

 

カメラによっては、ここまでSSを上げても、被写体ブレは止まりません。

自分も、教室で、伝える数値を変えるようにしました。

 

カメラによって違いますからね。

ネットの情報を鵜呑みにせずに、かならず、自分で撮って確認するようしましょ~

 

 

 

 

あと、ちょっと長くなりますが、異変が起きたと感じているものが、もう一つあります。

 

それは

ストロボで止めるという撮影法です。

 

ずばり、今までなら止まるはずなのに

止まらなくなってきました~!

 

それは、最近のカメラが、めっちゃ高感度に強くなってきたためです

 

 

 

 

失敗写真を防ぐために、SSのことを書いてきましたが

ネットの情報しかり、このブログしかり、鵜呑みにしないこと~

 

かならず、テスト撮影して、PCで拡大して見て、というのを繰り返して、失敗しないSSを、あなたなりに見出していただけたらと思います~