カメラをはじめてしばらくすると、写真の操作などにある程度慣れてくるかと思います。
しかし、それと同時に
「上手い写真と、自分の写真の差」
を、どうやって埋められるものか?悩むようになります。
その差を埋めるために必要になるのが、RAW現像(編集)です。
編集によって、撮りたい写真に近づけられる
私も、カメラを始めたばかりの頃は
・編集とは何なのか?
・編集と加工は、何がなんだか。。。??
・どのソフトを選ぶのが良いのか?
などなどわからずに、とにかく、何も進まなかった記憶があります。
なので、この疑問をひとつづつ解決したいと思います。
◆そもそも、編集とは何か?
例えば、「↓こうやって撮りたい!」と思うじゃないですか。
でも、カメラで適正に設定してシャッターを押すと、、、
↓こんな感じまでしかなりません。
ここのカメラマンの想いと、カメラで撮れる写真データの間を埋めるのものために、『編集』という作業が必要になります。
簡単に行ってしまえば、スマホで自撮りをした後に、ちょっと顔をキレイにするためにアプリを使うようなものです。
◆編集作業はするべきか?
フィルムカメラ時代は、この作業を、フィルムから写真に焼き付ける作業をする現像所が担っていました。
もちろん、個人で、それをやることもあります。
それが、デジタル時代になって、簡単に各カメラマンがPC上で出来るようになったのです。
編集することで出来ることですが
◆カメラマンが伝えたい色合いなどを、再現できる
◆人の心に響くように、写真の見栄えを良く出来る
といった見栄えに関する効果だけではありません。
編集することによって、カメラマンのミスや、追い込み不足を補うことも出来るのです。
◆とっさの撮影で明るさを正確に合わせることが出来ない場合など、後作業で明るさを調整出来る
◆水平・トリミングなどを行い、構図をより正すことが出来る
など、時間が限られた中での撮影を効率化してくれるという効果もあります。
さらに
◆カメラのモニター表示は正しくないので、結果をモニターで見ても確実ではない
◆カメラは、明るい暗いを正しく表示しきれるほど優れてない
などもあるため、この部分を補う意味でも、編集は欠かせないものだと思います。
ここに書き出した事柄以外にも、編集することにより得られる良さがあります。
そのため、『編集はすべきもの』と考えていいんじゃないか?と思います。
◆多くの人が悩む「編集」と「加工」の違い
スマホのアプリを例に出しましたが、スマホのアプリは「編集」や「加工」の明確な違いが分かりにくいです。
ですが、デジタル一眼カメラの写真の場合は、この2つは、明確に分かれます。
実際に、どう違うかを、ここで解説したいと思います。
◇『編集』
撮った時の色合いや、明るさを調整して、より見栄えをより良くすること。
元のデータの形状などには変化を加えません。
多くの写真展では、「編集まではOK」というものが多いです。
プロの現場では、撮影→編集の流れが撮影のルーチンのプロカメラマンさんが多いです。
・代表的なソフト=Lightroom
例)Lightroomを使って、色合いや明るさなどの見栄えを良くしています
◇『加工』
余計な写り込みなどを消したり、女性のウエストを細くしたり、肌のシワやシミを消すこと。
元のデータの形状などに変化が加わります。
写真展などでは、自然の状態に手を加えるということで、NGとされることが多いです。
かつてナショナルジオグラフィックで入賞した写真が、加工されている(余計なものが消されている)ことがわかり、入賞を取り消されたことがありました。
ただ、撮影の段階でどうしようも出来なかったものを修正するためには、無くてはならないソフト。
・代表的なソフト=PhotoShop
例)PhotoShopを活用して、写真に躍動感を加えています
◆編集ソフトはどれを選ぶのが良いのか?
編集ソフトは、無料のものと、有料のものなど、たくさんあります。
【無料】
無料のものは、ココ←にたくさんあります。
また、カメラそのものに付属のものもあります。
・Canon=Dejital Photo Professional
・Nikon=Caputure NX-D
・SONY=Imagin Edge
・富士フィルム=Capure One
・
無料ソフトの中で比較的有名なものは、GIMPでしょうか?
【有料】
有料版として有名なのは
・Lightroom
・SILKPIX
まず、カメラを始めたばかりなら、カメラの付属ソフトを使うことがおススメです。
もし、ある程度写真を覚えてステップアップする意味合いで考えているのなら、Lightroomがおススメです。
◆Lightroom Classicがおススメの意味
※フォトグラファーには、『Lightroom Classic』がおススメです。
【ここが素晴らしい】
・月額課金制により、常に最新版を使うことが出来る
・新しいカメラにも、いち早く対応
・メーカーを飛び越えて使える
・常に、より使いやすいように改良されている
・安定性が抜群で、もち作業中にPCがフリーズしても、直前の作業まで戻れる
・世界シュアNo.1のため、写真に求められるものがどんどん取り込まれている
【ここが悩みどころ】
・月額課金制で、1年間分として購入しないと、安くならない
・プランがいろいろあるため、どれにしたら良いかわからない
◆Lightroomは、どのプランが良いのか?
Lightroomは、ここ数年でパッケージソフトではなくなり、月額課金のソフトに移行しました。
さらに言うと、月額課金のプランもたくさんあるので、どのプランでやっていくのが良いのか?悩むかもしれません。
実際に、何を使っていくか??を考えるとシンプルに答えが出ます。
実際に、カメラマンとして活動してて必要になったものはこれです。
□Lightroom Classic
□PhotoShop
これ以外は使う必要をあまり感じません。
ということは、この2つがあれば充分。
ということで、この2つが使えて一番リーズナブルなこちらのプランがおススメです。
980円/月
(年間プラン月々払い) |
◆なぜ、RAWで撮った方が良いのか?
この編集をする場合、カメラの記録形式がRAWであることがおススメです。
なぜ、JPEGでなく、RAWなのでしょうか??
それぞれのデータの特徴についてお知らせします。
◎RAW
RAWで撮ると、そのままPCやスマホで見ることができません。
ここで紹介するRAW現像(編集)でJPEGに変換することで、ようやく見ることが出来るようになります。
RAWは、その単語の意味の通り、生データなので、編集の素として扱いやすく、いろいろな調整がしやすい状態です。
編集作業がしやすい形式ではあるのですが、データ容量がとても大きいので、編集には、それ相応のPCのスペックが必要になります。
そのため、一般的には、RAW現像(編集)を行った後に、JPEGに書き出します。
人に写真を提供する時は、この編集によって、JPEGで書き出し、そのJPEGデータを渡すことが一般的です。
◎JPEG
JPEGで撮った写真は、PCやスマホでそのまま見ることが出来て、手軽です。
また、JPEGでも、編集ソフトを使って、見栄えを良くすることが出来ます。
しかしJPEGは、編集の素として扱いやすかったRAWデータを、カメラの中でJPEG変換されるため、編集の素としての精細さが失われます。
とはいえ、データ容量は、RAWと比べるとかなり軽くなり、扱いやすいデータになります。
慣れないうちは、JPEG画像データを編集ソフトで編集するのもありかもしれません。
ただ、JPEGになった画像を比べると、JPEGから編集したものよりも、RAWから編集したものの方が、◎鮮やかで、◎ノイズが少なく、◎キレイに仕上がることが多いです。
◆Lightroom Classicはスタートのさせ方にクセがある
ここまで強くおススメするLightroom Classicですが、スタートのさせ方から、書き出しの仕方まで、ちょっと独特な仕様になっています。
そのため、作業の、はじめの一歩からつまづいてしまうことが多かったりします。
少し知識が必要になるところで、本屋さんでLightroomの本を読んでも、出来ないという人も多いです。
◆一連の作業の流れや注意する点
・スタートのさせ方
・JPEGに書き出す際の細かい設定
・再度立ち上げる方法
◆どのパラメーターを使えば良いか?
・どの部分を触れば良いか?
・効果的なパラメーターの動かし方
◆多くの人が失敗と思った写真がこう直せる
・ステージのLED照明の色かぶりを消す方法
・ライブなどで真っ暗な観客の盛り上がり状況を分かるようする方法
・ストロボで生じたパキッと感を無くす方法
・建物の柱が曲がったものを、まっすぐにする方法
◆大量の写真を扱う時に、メモリ不足を避ける運用方法
・外付けHDDなどに移す際の注意点
・このバックアップ方法は避けたい
◆少しPhotoShopも覚えたい
・シワやシミを隠して、肌をツルツルにする方法
・余計に写り込んだものを消す方法
などなど、フォトグラファーをやっていると、使いたくなる数々のこと。
現在、3つの方法で、みなさんにお伝えしております
□リアル講座で
□ネット動画講座(Udemyで)
https://www.udemy.com/lightroom01/
□プレミアム会員で
プレミアム会員になると見れる30以上のコンテンツの中にも、この動画講座が含まれています。