カメラの基礎講座などをご受講された方に。さらにステップアップするために、ご自分で出来ることを書いてみました。
GWのスタートは、基礎講座からスタートしました!
いろいろカメラを覚えてきたものの、いろいろかき集めた知識が、どこか整理しきれてないなどで、悩まれている方の参加が多くございました。
先日参加された方も含め、カメラの上達のために役に立ちそうなことを、今回書いてみます。
■デジタルであることを考える
・とにかく1回シャッターを押してから考える
フイルムと違って、お金がかかるわけではないので、どんどんシャッターを押しましょう!
■2枚目以降の撮る速度を上げる
1枚目で露出など失敗しても気にしなくて良いと思います。
ただ、その結果を見て適正な設定を狙って2枚目・3枚目と撮ることが大事かと思います。
この時に、設定がゆっくりだと、シャッターチャンスを逃してしまいます。
また、自然環境も刻々と変わっていきます。
ゆっくりでは、練習にもならないのです。
ですので、いかに設定を速く変えるように出来るかを考えます。
Mモードで撮るなら
・F
・SS
・ISO
の3つを、サクサク変えられるようにしたいです。
よくあるのは、ISOだけ、数値を変えるのが難しい、、、ということ。
これを克服するためには、カメラのカスタマイズ機能などを使って、簡単にISOにアクセスできるようにすると良いかと思います。
■上手く撮れた時の条件や設定をノートに書く
例えば、逆光時にフンワリ撮れるのを経験したとします。
そうしたら
・どんな環境か?
・光はどちらから当たってるか?
・カメラの設定はどうか?
などなど書いておくと、次回も同じような状況になった時に、良い結果を残せます。
写真撮影においては、ほとんどイレギュラーなことは起きません。
なので、ノートに書いているうちに
「イイ写真を撮る法則」
が、見えてきます。
■PCでの編集を早くからトライする
このように書き留めるために、PCの編集を早い段階でやり始めることがおススメ。
「この写真いいな~」
そう思った写真は、ほぼ100%編集しています。
編集をまだやったことない人もいるので、一応マメ知識で編集と加工の違いをお伝えします。
※編集と加工の違い
◇『編集』
撮った時の色合いや、明るさを調整して、見栄えをより良くすること。
多くの写真展では、「編集まではOK」というものが多いです。
プロの現場では、撮影→編集の流れが撮影のルーチンのプロカメラマンさんが多いです。
・代表的なソフト=Lightroom
◇『加工』
余計な写り込みなどを消したり、女性のウエストを細くしたり、肌のシワやシミを消すこと。
写真展などではNG。
かつてナショナルジオグラフィックで入賞した写真が加工されていることがわかり、入賞取り消しされたことがありました。
ただ、撮影の段階でどうしようも出来なかったものを修正するためには、無くてはならないソフト。
・代表的なソフト=PhotoShop
編集することで、画像を拡大してみるので、自分の写真により向き合うことが可能になります。
「あ~このくらいのSSだと、ブレちゃうのか~」
とか
「こんな時は、F値をここまで上げた方が良いんだ~」
とか
「へ~意外に、ISOはここまでOKなんだ~」
など、わかるようになります。
■時々プリントする
ほぼ、多くの人がやっていないのですが、やることで多くのことが見えてきます。
写真の最終ゴールは、プリントです。
またプリントすることで、あなたの設定が適切だったか?とか、高感度はどこまでOKなのか?などが正確に見えてきます。
意外に多くの人がプリント写真を望みます。
イベントなどで撮影した写真を
・データ
・L版プリント
・2L版プリント
で販売すると、データよりもL版プリントが売れます。
そして、考えている以上に2L写真も売れます。
つまり、想像以上に世の中は写真プリントのニーズがあるので
「印刷してもキレイに残せる写真を撮る」
ことを目標にした方が良いのです。
同時に、撮影の流れを、PCのモニターで見ただけで完結させずに、印刷したらどうなるか?まで考えることによって、カメラの設定まで遡って考えられるようになります。
基礎をしっかり覚えたいなら、こちら