舞台やステージ撮影。リハーサルなどから入ってしっかり設定できる場合は大丈夫!でも、リハで撮れないステージ撮影の場合はどうしたら良いのでしょうか?
◆しっかり撮れるカメラマンさん不足中
このところ
「ダンス撮れるカメラマンさんお願いします!」
と声をかけられることが多くなりました。
それでいて、
・照明が変わるステージの設定どうしたらいいんでしょうか?
・この前失敗して不安です
・まだ、決めポーズがバッチリ撮れる自信がないです
などなど、不安要素の声も。
なので、この不安要素を少しでも解消せねばと
今回は、ステージ照明対策のお話しをしたいと思います。
◆今回の課題
いつも講座では、こんな風にお話ししていることが多いかな、、、
「慣れないうちはリハーサルから撮って、本番前に設定を固めれば大丈夫!」
という風にお伝えしております。
とはいえ、どうしても
・自分の都合でリハから撮れない
・リハはカメラマン入場禁止
・リハそのものが無い
などで、リハが撮れない場合があります。
照明がコロコロ変わるようなステージ撮影などがある場合は特に心配です。
もし、リハで撮影することが出来ないそんな時は
いったいどうしたら良いでしょうか?
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◆現場に入る前に毎回やること
私のやり方です。
毎回のやり方からご紹介します。
私は、かなり不器用な男なので、家で可能な限りカメラの設定をします。
・F値、SS
・とりあえずのISO
・とりあえずの測光方式
・AF周り
=AF-SかAF-Cだけでなく
=AFを1点でやるか、ピントをオートやゾーンで合わせるか?
=2つのボタンで別々に設定できるので、それぞれのボタンに設定
・シーンごとの設定をユーザー登録でC1、C2、C3に入れる
◆現場に入ったら
真っ先に、挨拶。
知っている顔の人が居たら、とにかく挨拶。
場合によっては依頼者と打合せ。
カメラの設定よりも挨拶や、打合せに時間が取られることが多いので
家で出きる限りのことをやってる。
リハーサルで、「ハイライト警告」を出しながら
・ISO周りの調整
・測光方式の調整
・AF周りの調整
この調整で、本番では、ほぼ設定を変えなくて良いくらいにまでする。
そうすることで、本番は撮影だけに集中できます。
◆本番では
ここまで調整したにも関わらず、実は本番で照明が変わることがあります。
照明さんも、リハよりも本番の方が少しテンションがあがることがあるのか
明るめになることが多いです。
本番の最初の方で、ハイライト警告を確認。
もし、そこで問題なければ、そのまま撮影に集中。
本番中は、撮影に集中しながらもファインダーの中で、時々
・設定が変わってないか
・白飛びしてないか?(ISOや測光が問題ないか?)確認
◆どうしても露出が上手く合わない時
ハイライト警告を確認しながら
・ISOの上限を白飛びが起きないところにする
・最悪は手動で行う
・白飛びだけはとにかく注意。撮影後に編集で露出を合わせる
◆もしリハで撮れなかったら
リハーサルでの撮影時間などが無く、リハでの設定調整の時間が無い時。
<お気に入りのダンサーさんだけ撮る時>
・出演の順番を把握しておく
・出演の2チーム前くらいを、リハと見立てて、そこで設定していく
・お気に入りのチーム撮影前に設定を固めておく
・お気に入りのチームの時は、撮影に集中(時折、ハイライト警告確認、設定確認)
<全体を撮る必要がある時>
・1チーム目の初めの方をリハと見立ててスタートさせる
・とにかく白飛びだけ避けるように、ISOの上限を少し控えめにしながら、すばやく調整していく
・最初の方のアンダーの写真は、撮影後の編集でなんとかする
◆ちなみにリハや、事前確認の注意
同じ照明で撮っても、撮影ポジションによって光の角度が変わります。
そのため、露出も変わることがあります。
設定を固めていくときは、
「かならず、本番で撮影する撮影ポジションで調整する」
ようにしてください!
◆今月のカメマン不足情報
今月の月末は、ダンスのイベントが4つあって、そこにカメラマンさんが
総出になっております。
私の古巣の写真事務所からも、
「誰か紹介して~!」との連絡も。
ダンス撮影は、年間通して、運動会なんかよりは多いので
運動会の撮影で稼ぎ始めた方は、次はダンス撮影で稼ぐのを狙ってくださいね!