「頑張ったけど出来ませんでした」という言葉は通用しない

自分がプロの現場に出た一番最初の時に、事務所の社長からガツンと言われた言葉があります。

 

それは

「『撮れなかった』んじゃなく、『撮らなかった』だけだろ!」

 

 

自分が初めてお仕事として結婚式場の撮影に入った時のことでした。

 

一般的に、式が始まる前に、花嫁さんがメークを仕上げるお部屋(プライズルーム)でイメージカットを撮ります。

私が入った現場では、新郎新婦が遅刻して式場に来たもんだから、中はしっちゃかめっちゃか。

なので、その中で2人を並ばせて撮るにも、服は散らかってるしで、アップの写真をチャチャッと撮っただけだったんですよね。

 

 

その写真を見て、事務所の社長に言われたのが、先ほどのセリフ。

 

「少しでも時間をかけても、服をチャチャ~っと動かし、椅子も動かせば、全身のポーズを撮れなかったのか?」と言われて、確かに出来なくは無かったと思いました。

 

これが、

カメラマンが撮らなかっただけ

という意味なんです。

 

 

とても心に刺さって痛いセリフでした。

 

 

 

 

例えば、すごく狭い通路で集合写真を撮らないといけない時もあります。

 

その時に、あなたならどうしますか?

 

1、広角レンズを使う

 

2、並び方を工夫して、なんとしてでも、みんなを撮る

 

3、諦めて、普通に撮る

 

 

カメラマンが絶対にしてならない選択は「3」なのです。

 

(そもそも、脚立が無いからダメだったとか、広角レンズが無いからダメだったとか、言い訳になりません)

 

 

 

 

「『撮れなかった』んじゃなく、『撮らなかった』だけだろ!」

という言葉はとても重いのです。

 

 

 

 

3月の中旬にある、社交ダンスの発表会。

本当は、ここに、現場同行で、今までダンス撮影講習会を受講してきた生徒さんを一緒に連れて行きたかった。。。

 

 

でも、先方からこんな手紙が来て、断念することにしました。

 

既に、プロの現場に出ている人なら

 

◆写しモレ

◆ピクチャーポーズの撮りミス

 

これらは、カメラマンとして致命的なことは理解できていると思います。

 

 

 

でも、現場同行で来た生徒さんに、ここまでの責任を負わせるわけにいかない。

そんなわけで、今回、生徒さんの同行は取りやめました。

「頑張ったけど、出来ませんでした」

は、通用しないのですから。

 

 

とはいえ、

「現場同行で感じる張り詰めた空気は、カメラマンとしての自覚を感じさせてくれます」

という声も多いので、今後の現場同行には、みなさん、一緒に行きましょうね!

 

 

 

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